代官山ってどんな街?
代官山ってどんな街?
みなさん、こんにちは。ロシアンハーフ子育てに奮闘中の室伏真由子です。20代後半に差し掛かったアラサーの私の周りは、絶賛結婚・出産ブーム中! なかには、旦那様の都合で地方に嫁いで行った友人もいます。住んでいる場所は離れているとはいえ、メールやSNSでお互いに連絡を取り合い、子どもや妊婦生活などの話をすると、話題は「里帰り出産」のことに…。
友人の話や先輩の話を聞くと、里帰り事情も実に様々。タイミングとしては、妊娠後期から実家に帰省する人や出産後に帰省する人も。期間としては数か月から、私のように1年に渡るケースも。そして私の場合、妹の出産が数か月違いだったため、妹の里帰り時期とも被っていました。私たち姉妹が偶然にも同じ学年の子どもを出産するということで、とても賑やかで楽しい里帰りに! …ということで、ちょっとイレギュラーですが、今回は我が家の里帰り事情についてご紹介したいと思います。
私が里帰りを決めたのは、両親の戸建て購入がきっかけ。要介護の祖父のために、両親が祖父母宅の近くに家を購入することに決めたのですが、その際に「部屋が余るから住まないか」と提案してくれました。私たち夫婦も出産を控えてちょうど引っ越しを考えていたところだったので、両親の好意に甘えさせてもらうことに。しかし、ゆくゆくは両親に頼ることなく家族3人で自立して暮らしたいと思っていたので、この「里帰り兼同居生活」は1年という期限付きにすることに。
新しくなった実家は二階建ての一軒家。我が家は2階部分にある6畳と4畳の部屋を使用することになり、広い方は私たち三人家族が日常的に使うベッドルームに、もう一方の狭い部屋は在宅勤務の主人の仕事部屋兼物置きに。里帰りをする場合、自分が実家生活時代に使っていた部屋を使ったり、新しくスペースを作ってもらったり、赤ちゃんとママたちの居場所は様々。大規模な片付けや模様替えをせずとも、まるまる使える部屋が2つもあったことは幸せでした。
日本では「産後の床上げ」という言葉があり、昔の人達は産後1 ヶ月ほどは布団を敷きしっかり休む、というのが習慣だったそう。出産を終えたママは、水仕事や力仕事などを避け、ゆっくり過ごすことが理想。里帰りの際には、たとえ期間が短かったとしても、自分と赤ちゃんのためのスペースを家族と相談して、しっかり確保しておくのが良いと思います。
いくら家族とは言え、里帰りをして大人数での生活になると何かと気を使うという声も。実は、我が家は現代では珍しい大家族で、両親は私を含めて4人の子どもを育ててあげてくれました。我が家の方針は、「自分のことは自分で考えて決める」。幼い頃から両親に教えられてきたので、里帰りしている間も両親は私たち夫婦の生活にほとんど口を出しませんでした。主人と私が必要だと思うものをすべて自分たちのタイミングで決めて用意。おかげで、のびのび妊婦生活を送る送ることができました。
里帰り出産をする人のなかには、自宅に帰宅することも考えて必要最低限のものしか用意しない方もいると思いますが、我が家の場合は一度生活の基盤がすべて実家に移ったので、子育てに必要なものはすべて揃えました。
妊娠7ヵ月頃に引っ越しましたが、荷物が多くなることが嫌だったのもあり、それまではほとんどベビー用品は買っていませんでした。買いたいけれども買うのを我慢していたこともあって、実家に引っ越しをしてから徐々に育児用品を揃え始めました。家庭によっては「ベビーカーは産後に買った」という人も居ると思いますが、産後に買いに行くのも大変かと思い、私は産休に入ってから出産するまでの間にほぼすべての用品を揃えてしまいました。
私たち夫婦にとって初めての子どもであり、在宅勤務をしている主人がメインで育児をする予定だったので、主人が使いたいと思う育児用品を張り切って購入。しかし今思うと、産前に購入しても場所を取るだけだな〜と思うものも。例えば、以下のようなものは購入するタイミングや量に注意が必要です。
産前に購入しましたが、使用できるようになるまでにスペースを取るので、産後に購入しても遅くないと感じました。
産後すぐに外出することも無いですし、赤ちゃんは生後1ヵ月でサイズが大きく変化しています。産前に購入するとサイズ感が分からないので着せるときにはもう小さくなってしまうかも。妊娠中に赤ちゃんのお洋服を見ると、あれやこれや欲しくなってしまいますが、アウターは何枚も用意しなくてもいいかも。
赤ちゃんは汚れてしまうことが多いと思って、ガーゼタオルは10枚セット、バスタオルは4枚セットを購入しましたが、そんなに使用しませんでした。古くなったら新しいものを買えばよいので初めから多く買っておく必要はありません。また、こういった布類はお祝いでもらうことも多かった印象です。
主人が「男の子だから絶対に必要だ!」と言って産前に買いましたが、息子はオムツ替えの途中でおしっこしてしまうことはほとんど無く、全く使わずに終わりました…。実際に生まれてからじゃないとわからないアイテムもたくさんあるんだなぁと改めて実感しました。
息子のニコライを出産して半年後、出産を終えた妹が実家に里帰りして来ました。両親と私たち3人家族に、妹と産まれたばかりの赤ちゃんが加わって7人の大所帯生活がスタート! 育児はなるべく自分達で頑張りたいという意志があったので、私はなるべく両親の手を煩わせないようにして妹のサポートに回ってもらいました。
家族の人数が多いと、入浴の時間も考えなければなりません。ベビーたちは日が落ちないうちに沐浴を済ませ、私は父親が帰ってくる前に済ませるなど、微妙に時間をずらしながらうまく調整していました。入浴時間に限ったことではないですが、食事や就寝についてなども、なるべく時間を相談し、ルーティーンにしてしまうと毎日の生活がお互いスムーズになると思います。
また、一番大変だったのは洗濯。子どもが汚したものや私と主人の洗い物もあって、我が家だけでも1日1回は洗濯機を回していたので、1日最低3回転で実家の洗濯機はフル稼動。使いたいタイミングは朝に集中するので、干す時間が遅くなってしまったり、天気の悪い日には乾かないトラブルもありました。
しかし、粉ミルクが無くてピンチの時には妹にもらったり、妹が入浴している間は赤ちゃん2人の面倒をみたりと、手の空いている家族同士で助け合いができたのも事実。 小さい子どもたちを一緒のソファで寝かせて、私と妹は「かわいいね」と言い合いながら束の間の休息タイム。1人で育児をするよりも楽しく幸せな時間を過ごせたと思っています。我が家は長期で実家にお世話になっていましたが、今思えば家族の誰かが常に家にいてくれる環境には本当に助けられました。「初孫だから」と、出産に関わる体力的負担や金銭的負担に対して優しく気を遣ってくれた両親には本当に感謝したいです。
現在は里帰り出産を選択しないママも増えているそう。妊娠中、産後の生活はなかなか想像しにくいですが、ママや赤ちゃん、家族にとって無理のない新生活がスタートできるといいですね♪