代官山ってどんな街?
代官山ってどんな街?
こんにちは、おぐらです。今回は両親学級・母親学級について少し書きたいと思います。といいましても、私が参加したのはコロナ前の2019年のことで、両親学級・母親学級ともに区の主催で集団形式、というかたちでした。
現在は感染対策のため集団形式での開催中止が相次ぎ、オンラインでの開催になる、など様子が変わっているはず。実際に両親学級・母親学級に参加できない、参加を迷っているプレママ・プレパパさんたちの参考になればと思います。
そのころ、私がいたのは東京の文京区でした。文京区では母親だけで参加する「母親学級」と両親揃って参加する「両親学級」があり、それぞれ予約制でした。区のHPから予約できます。両方とも24週以降で参加可能でした。それぞれについて詳しく振り返ってみます。
おそらく平日2回がベーシックコースとして設定されているようですが、ワーママ向けに土曜にまとめて参加できるコースもあって親切だなと思いました。内容としてはやはり土曜コースは凝縮版となっているようですが、大きな差はなかったのではないかな、と思います。私は当時、仕事を辞めていたので平日2回コースに参加しました。
参加したのが2年以上前なので記憶を頑張って遡って内容を書いていきます。平日コースでは各日とも20人くらいの参加者がいたように思います。到着した順にてきとうに割り振られて4人ぐらいのグループでテーブルにつき、レクチャーを受けたり、体験したりしました。習ったのは、こんなこと。
生物は避けましょう、鉄分を積極的に取りましょう、などの話を栄養士さんから聞きました。
適度に運動しましょう、などの話を保健師さんから聞きました。
妊娠中に歯科検診をうけましょう、などの話を歯科衛生士さんから聞きました。唾液で虫歯菌チェックしたり、最後に歯ブラシをもらったりもしました。
抱っこの仕方、服の着せ方などを乳児の人形を用いて体験しました。そのほか、肌着や服(ロンパースやコンビ服など)の種類を実物をみながら教えてもらえて、すごく勉強になりました。
座っていたテーブルのグループでちょっとしたおしゃべり時間が設けられていました。「里帰りしますか?」、「出産祝いのお返しってどんなの考えていますか?」、「保活どうします?」などお互いの疑問や不安なことを共有したり、「わたし双子だから計画出産なんです……」、「がんばって!!」 のような励ましあいみたいなのをしました。ですが、連絡先を交換して友達になる、とかそんな雰囲気ではなかったですね。わたしがコミュ障なだけかな〜?
両親学級では、20家族くらいが参加していたように思います。母親学級と同じく、4家族くらいで1グループとしてまとまり、それが5グループくらいありました。最初と最後に全体での話などがあり、体験などは5グループが5項目をぐるぐる交代しながらこなしていくスタイルでした。
乳児の人形と大きめのベビーバスを使って沐浴体験をしました。文京区の姿勢なのか、その場にいた助産師さんの方針なのかわからないですが、積極的に父親に体験するようすすめていました。わがやも夫が体験していましたし、産後も沐浴は夫の担当になりました。助産師さんたちが「沐浴は力仕事ですからね。お父さんの出番ですよ〜!」と父親の気持ちを盛り上げようとしてくれていて、もっと言って〜! と思った記憶があります。
こちらも沐浴と同様に父親が体験するように言われていたと思います。「やり方がわからない、とは言わせねえぞ」という助産師さん+母親たちの強い意志を感じました。
父親が妊婦スーツをつけて起き上がったり段差をのぼりおりする体験をしました。おもりをつけて動くのと、皮膚の下に自分の内臓を押し分けてめちゃくちゃ重いもの入れて生活するのとでは全く違うことだけど、やらないよりはマシかもしれません。(「全然重くないじゃん」ってなる何もわかってないタイプの男もいるからなんともいえないが)
これは記憶が曖昧なのですが、みんなで体操をしたような気がします。どんな体操で、なんのためだっただろうか……。
グループごとにちょっとおしゃべりする時間がありました。「パパは育休とりますか?」、「名前もう決まってますか?」など、母親学級の時のフリートークに比べると、けっこう当たり障りのない内容でのおしゃべりだったような記憶。
「母子手帳」しか配られないから父親が阻害されていて育児に参加しにくい、なんていう謎の言い訳の逃げ道さえつぶしにかかる文京区さすがです。文京区に限らず、最近はどこでも配られているのかな? とにかく、「お前も! 当事者!! 育児して当たり前!!」という教育方針を貫いていました。ですが、うちの夫は特に活用せず、パンフレットも読んでなかったように思います(読んでなくても積極的に育児してくれているので無問題ですが!)。
私が出産したのは大学病院だったのですが、そちらでも有料で母親学級・両親学級が開催されていました。わがやは自治体の開催日に参加できたのですが、スケジュールが合わなくて参加できず、でも何も知らないままの出産は不安、という方には良いかもしれないですね。産院によっては無料で開催しているところもあるようなので、産院選びのポイントの一つにもなるのかも。
また、この病院では産後の入院中におっぱいの飲ませ方やミルクの作り方などのレクチャーをしてくれました。それぞれ赤ちゃんの性格や好みが違ったり、母親のおっぱいの出方や体型もそれぞれ違ったりするので、知識として知っていても実際にしてみようとするとうまくいかなくてプチパニってこともあるところ、百戦錬磨の助産師さんたちが手取り足取り教えてくれてかなり安心感がありました。
また、沐浴も丁寧に教えてくれました。私は会陰の傷が酷すぎて立って歩くのがやっと、という状態だったので、産院の沐浴指導も夫に任せました。両親学級では人形相手だったので「こんなもんか〜」という様子だった夫も、泣き叫び暴れ狂う乳児を前にめちゃくちゃテンパっておりました。おそらく、この体験があって「これは大変だ、俺もやらねば」という意識につながったのでは、と推測しております。あと、この時の沐浴指導で助産師さんが遠慮なく子の顔にバシャバシャお湯かけていて(もちろん子はギャン泣き)、われわれにとっては「泣かせないように優しくそーっと沐浴しよう」という気持ちがなくなり、自宅での沐浴のハードルがさがったのも、すごくよかったなと思います(笑)。
早く落ち着いた世の中になってほしいところではありますが、なかなかどうしてザワザワした世相が続いております。両親学級・母親学級も中止や書面開催といったところも多いのではないでしょうか。
この記事を書くにあたり、久々に文京区のHPをみてみたところ、やはり母親学級はしばらく中止となっている様子。ですが、その代わり、母親学級プログラムの講義内容をホームページ、「YouTube文京区公式チャンネル」や「YouTube東京都助産師会チャンネル」で配信しているようです。両親学級も人数制限での開催、zoomでの開催などをしているよう。
特に初産の方は不安や疑問ばかりの妊娠期。何かしらの形で参加して、少しでも不安を取り除いた状態で出産にのぞめるといいですね! 次回はそんなコロナ禍での妊娠期でも参加できる両親学級・母親学級、マタ友の作り方などをリサーチ・ご紹介したいと思います◎