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代官山ってどんな街?

代官山スタイル by blossom39

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代官山ってどんな街?

2021/3/10 10:00

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《大震災から10年》今日からできる3つのこと! もう一度確認したい、子どもと防災について

明日で東日本大震災から10年。2021年は、節目の年になります。この10年は、みなさんにとってどんな期間でしたか。

わたしは震災の翌年に第一子を出産しました。子どもを抱えて被災をした経験こそありませんが、わたしの子育ては、常に災害を意識した生活のなかにありました。そしてわたしたちの生活は、震災だけでなく、豪雨や台風、火事など、さまざまなリスクとともにあります。

今回は、子ども、とりわけ赤ちゃんとの生活で意識しておきたい「防災」のことについて考えて、わたしなりにまとめてみました。

震災翌年に生まれた長男は、今年で9歳になります。震災から10年、子どもと防災についてもう一度考えてみました
震災翌年に生まれた長男は、今年で9歳になります。震災から10年、子どもと防災についてもう一度考えてみました

いつ何が起こるかわからないから、今日からできる3つのこと

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日頃の備えや日々の心がけが大事だとわかっていても、どうしても災害から意識が遠ざかってしまうこともあります。

10年という節目にあたり、東京都で配布されている災害マップを見たり、防災ブックを読んだりして、自分なりに「この3つのことだけはきちんとしておこう!」と決意。今日、今この瞬間からできる3つのことをするだけで、少しの備えにはなるはずだと思います。

①ママの荷物は「いつでも出掛けられる」状態に

外出から帰宅をすると、その日のうちに荷ほどきをしてバッグを片付ける、という方も多いと思います。そしてまた、お出かけする前に荷物の用意をする。この習慣を見直して、帰宅してすぐに、またすぐに出掛けられる状態を作っておくのです。

ママのバッグのなかには、子どもとの外出に最低限必要な荷物が入っているはず。オムツやおしり拭き、衛生用品は使った分だけ補充し、着替えやタオルなども、新しくてきれいなものをすぐに入れ替えておくこと。

そうすると、もしものときはひとまずこれだけ掴んで出れば大丈夫。防災バッグなどを常備しておくのはもちろんですが、ママバッグのなかもいつもアイテムをチャージしておくことで、大きな安心につながります。

オムツは使った分だけ補充し、着替えは新しいものを用意してカバンに入れておきます
オムツは使った分だけ補充し、着替えは新しいものを用意してカバンに入れておきます

②オムツとミルクのストック、赤ちゃんのものは常に「プラス1」

赤ちゃん連れで被災してしまうと、大人と比べて必要なものが多くなりそうで不安。とにかくオムツとミルクさえあればなんとかなりそうなので、常にプラス1で在庫をストックしています。

買い足しは常に、「残り2つを切ってから」がマイルール。オムツもミルクも、1つは常に手つかずの状態のものがあるように心がけています。現在1歳の三男は基本的には母乳で、離乳食もそろそろ完了ですが、液体ミルクも数缶ストックを用意しています。

備えあれば憂いなし。いつも使うオムツとミルクの在庫を「何かあったときのために」と日常的に気にかけておくことで、身が引き締まります。

③家族との集合場所を決めておく

最近ふと思ったのは、家の中で家具を固定したり、非常袋を用意したりしていても、実際に「家から出て避難しなければならない」という状況になったときのことを細かく想像できていませんでした。家から出たら、まずはどこへ行くのか。学校や幼稚園、仕事先で被災したら、どこに集まるのか、家族で話し合って決めておきましょう。その時は、なるべくリアルに想像をしてみて、家族みんなで話し合うことが大事です。

また、一言に避難先と言っても、「一時(いっとき)避難場所」、「避難場所」、「避難所」と細かく違いがあるのを知っていましたか? まずは避難をするべきかどうか、一時的に集まって様子を見るのが学校の校庭などの「一時(いっとき)避難場所」で、そこから身の危険を守るためにあるのが大きな公園や大きな広場などの「避難場所」、実際に被災した人を受け入れて保護するのが学校の体育館や公民館などの「避難所」です。これらの違いを知って、自分の住む地域のどの公園や学校がその役目を持っているのか、家族で情報をシェアしましょう。

それができると、おのずと外出しながら「ここの公園に集まるんだ」、「学校へのルートはこの道が安全そうだな」など、日頃の心がけができるようになります。

学校、幼稚園、職場。家族が、日中それぞれ違う場所で過ごすようになったので、きちんと話し合いをしておくことが大事だと思いました
学校、幼稚園、職場。家族が、日中それぞれ違う場所で過ごすようになったので、きちんと話し合いをしておくことが大事だと思いました

実際に役立った、赤ちゃん&子どもがいる家庭の防災アイテム

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東日本大震災後、子どもがいる家庭で役に立ったと言われているアイテムや、実際に被災した人の声を聞いて知ったお役立ちアイテムを並べてみます。

おくるみやストールなどの大判の布

何でも使えるのが大判の布。子どもがいる家庭なら誰でも1枚は持っているであろうおくるみですが、授乳ケープやブランケットとしての本来の使い方はもちろんのこと、包帯やパーテーションなど、様々なシーンで活躍するそう。赤ちゃん期をすぎて、もうおくるみは使わないかなぁというご家庭も、ひとつは防災バッグに入れておいてもいいかもしれません。

オムツの消臭袋

布と同じく、ビニール袋系もなにかと役立つ、汎用性が高いアイテムです。特に赤ちゃん用のオムツの消臭袋は、被災生活のストレスとなる悪臭を軽減させてくれる重要なアイテムだそう。

被災した後の避難所生活では、数週間お風呂に入れないこともあります。使用済オムツを入れるのはもちろんのこと、着替えやゴミなどを入れて匂いをシャットダウンさせておくのに何かと必要になってくるとか。この話を聞いてから、オムツを捨てるのはポリ袋ではなく、きちんとした消臭袋を購入して持ち歩き&ストックするようにしました。

衛生面が気になる避難生活。オムツの消臭袋は汚物を入れるのに助かるそうです
衛生面が気になる避難生活。オムツの消臭袋は汚物を入れるのに助かるそうです

おしり拭きシート

赤ちゃんのおしり拭きシートは、厚手でやわらかく、低刺激な物が多いのでいろいろなシーンで役に立つそう。手を洗えないとき、体を拭きたいときなど、子どもも大人も安心して使えます。こちらもいくつかまとめ売りをしているものをストックしています。

空のペットボトル

ここ数年、環境への負担を考えてノーペットボトル生活を心がけているのですが、大きな空のペットボトルは数本待機させています。なぜなら断水時は、「災害時給水ステーション」で給水をしてもらうことになり、水を取りに行く必要が出てくるかもしれないから。キャンプなどで使っているタンクも用意がありますが、空のペットボトルも活躍するのだとか。ゴミの日でも全てのペットボトルは捨てずに、すこし残しておくようにしています。

災害に動じない習慣を身につける、子どもに教えておきたいこと

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大きな災害に遭ったら、大人も子どもも動揺します。それでも少しでも心の負担を減らすために、日頃からできることはないか考えました。我が家で実践しているのはこんなことです。

①目に触れるところに、地図を貼っておく

我が家の長男・次男は、ある程度の文字が読める年齢。そこで、トイレに地域の防災マップを貼ってみました。細かく場所や意味を理解できなくても、日常から目に触れる位置に、地図があるように。自分の住む家、通っている学校や公園などの距離感や規模を把握するのに少しでも役に立てばと思っています。

②和式トイレも躊躇わずできるように

現代っ子は椅子生活に慣れ、洋式便座で用を足しているために、和式トイレが使えないことがあるそう。最近ではなかなか見かけることも少ないですが、大きな公園のトイレなどには必ずあるので練習してみて。長男・次男も、幼稚園生のときに和式便座でもきちんと用を足せるように、しゃがむ練習をしておきました。

トイレと言えば、近隣のどの公園にオムツ替えシートがあるのかも把握しています
トイレと言えば、近隣のどの公園にオムツ替えシートがあるのかも把握しています

③お隣さんはどんな人? 地域との関わりを持つ

我が家の周りは一軒家の多い住宅地。顔を合わせたら、必ず近隣の方との挨拶はするようにと子どもに伝えています。お隣のおばあちゃんはこんな人、お向かいのおじさんはこんな人、と、きちんと顔を覚えて声がかけられる関係にあれば、万が一のときは頼っていけるはず。

また、地域の大人に、このうちには何歳くらいの子どもが何人住んでいるのかというのを周知してもらうだけで、普段から気にかけてくれるであろうと願っています。東京は地方に比べてご近所との関係が希薄と言われがちですが、こちらがオープンな態度で、少しのアクションをとるだけで、関係性は築けるものだと思います。

三男が生まれたときにも、ご近所さんにきちんとご挨拶しました
三男が生まれたときにも、ご近所さんにきちんとご挨拶しました

また、一緒に住んでいる家族だけでなく、実家の両親や親戚、友人やクラスメイト、ママ友達などとも、この節目の年を機に、今一度「防災」について話し合ってみてもいいかも。心構えのヒントや、防災スキル、お役立ちアイテムなど、新しい気づきが得られるかもしれません。

災害は、起きないことが一番。でも、「万が一が起きても大丈夫」と日頃から備えをしておくのが、物理的にも精神的にも大事なことです。小さな子どもとの生活はたくさんの不安やリスクがあるものですが、10年前の経験をけっして忘れず、いつもの暮らしの中で防災を取り入れていければと思います。

この記事を書いた人

  • 遠藤るりこ
  • 遠藤るりこ
    代官山スタイル編集長。8歳・6歳・1歳の3兄弟のママ。子どもと過ごす、楽しい毎日をたくさんお伝えできればと思います!