代官山ってどんな街?
代官山ってどんな街?
芸術の秋ですね! 子どもが産まれてから、すっかり足が遠のいてしまった場所の一つが“美術館”。産前は大好きだった場所だったのに、わんぱく盛りな子どもと行くなんて無理だ…と諦めていました 。
でもせっかくなら芸術にも触れさせたいし、NHKの番組“びじちゅーん” を楽しそうに見ていたりするので思い切って連れて行ってみることに。すると、子どもと行くからこその美術館の楽しみが見えてきてこれはこれでいい感じ♡ タイミングを伺いつつ美術館に行きだして、3歳になったこの夏はなんと7つの美術館を親子で巡りました。今回は、わたしと娘が今まで行った中からおすすめの美術館を紹介します。
今年3月にリニューアルオープンした“東京現代美術館”。駅からのアクセスは決していいとは言えないのですが、その代わりに環境は最高! おすすめポイントは、持ち込み自由のカフェと美術館前の公園。おしゃれなカフェは大人もテンションが上がるし、おしゃれサンドイッチを楽しめます。正直こどもには微妙な大人味なサンドイッチでですが、持ち込みが自由なので問題なし。
さらに目の前に公園があり飽きたら発散させることもでるので安心です。夏に行ったので、じゃぶじゃぶ池もあって1日中楽しめました。東京現代美術館のある清澄白河は、注目のおしゃれエリアなので帰りに街探索も楽しそう。
上野動物園の横にある“東京都立美術館” は、動物園はもちろん、遊具のある小さな公園もあるし、一日朝から夕方まで楽しめるスポット。スタバなどのカフェもあるので、テイクアウトして公園で遊ばせながら大人も一服可能!
今回は夏休みにある年に1度のキッズデーに参加。同伴の大人も入場料無料で楽しめるほか、デッサンや説明カードをつくるワークショップ、鑑賞ツアーなども開催されていました。何よりこのようなイベントの日だと、周りがこどもばかりなので安心して参加することができました。
新幹線で1時間以内、車でも2時間以内でいけるちょっと遠くの美術館は小旅行にもいいし、自然環境も都内とは一味違うのでこどもと行くのも楽しい場所。
おすすめは静岡にある4つの美術館からなる“クレマチスの丘”。その中でも子連れなら、体感できるヴァンジ庭園美術館とブッフェ美術館の中にあるこども美術館がおすすめ。
ヴァンジ庭園美術館の屋外作品は彫刻作品に触れ冷やっとしたりツルツルしていたりと子供と一緒に美術を体感できるし、こども美術館では木のボールプールやブッフェの作品に変身できるコーナもありたのしく芸術に触れることができます。さらに子どもと一緒に楽しめるカフェはもちろん、ピザとジェラードのチャウチャウでしっかりランチやディナーをして帰るのもいいと思います。
地方の美術館は、その環境や建築がみどころのひとつ。熱海の海が一望できる“熱海美術館”も、絶景が楽しめます。また、まるで宇宙に行くようなエントランスのエレベーターとその先にある空間に娘は大喜び。展示を見る前にかなりの時間ここにいたような気がします。
今回は“びじちゅーん”の企画展のため庭園まで足を伸ばすことが来ませんでしたが、お散歩もたのしそう! ロケーションもいいので晴れた日には海を一望できて、都会からのエスケープ感満載です。近くには美味しいと有名な蕎麦屋さんもあります。見終わった後は熱海駅に戻り、商店街や海で遊んで帰ったり、せっかくなら温泉に一泊するのもおすすめです。
アートが満載の六本木エリアでおすすめなのは“森美術館”や“21_21”。先月まで行われていた「潮田千春:魂がふるえる」は、自ら入り込むようなインスタレーションに娘もびっくり。小さな人形などがたくさん置いてあるエリアでは目線を合わせてじっと見ていました。意外なところに食いつく娘を見ながら、こどもの大きさでみるときっと大人よりも壮大なんだろうなと思いながら一緒に歩いて行くのが楽しかった展示でした。
21_21も、絵だけでなく、造形物もある展示が多いのでおすすめです。虫展では子供向けのコンテンツもあり娘もしっかり楽しんでいました。娘はどちらかというと現代アートの方が楽しそうなので、この2つの美術館はとてもお気に入り。赤ちゃん休憩室などの施設を六本木ヒルズやミッドタウンで利用できるし、安心快適にアート鑑賞ができます。ショッピングのついでに、“子どもの機嫌がいい、よし行ってみよう!” と軽い気持ちでトライできるのもいいですね。
子どもとのお出かけはいつも急なトラブルがつきもの。実は娘が1歳くらいの頃、「よし、今日は美術館に行こう!」と意気込んで行ったのに全然見ることができず親子でやりきれない思いになった苦い経験があって、それ以来「美術館はな…」なんて思っていたのですが、そんな経験を払拭してくれたのが、砧公園にある“世田谷美術館”。
ある日、公園に行ったついでに美術館に入ってみたら案外楽しく過ごせて、これはラッキー!と気持ちを切り替えられました。それから、等々力緑地にある“川崎市民ミュージアム”など、公園に併設された美術館があるときは覗いてみたりしています。
どちらの美術館も過去にはエリックカール展やこびとづかんなど、子どもたちも好きそうな展示をやっていたりするので、タイミングがあうと、「思いもよらず美術館デビューできちゃった♡」となることもあるかも?!
私は子どもと一緒に行くときは「大人はゆっくり見られない」、「ひとつ作品見れたらいいな」くらいの心持ちで行っています。それよりも、「娘が芸術に触れているのをみる」のが嬉しいもの。赤ちゃんの頃は1つの絵をじーっとみてるだけで「何思ってるんだろ〜」とワクワクしたり、おしゃべりが上手になった今では、一丁前に「この絵よかったね」なんて誇らしげに話している姿に感心します。
娘のこんな姿や成長を見ていると、ひとりでゆっくり鑑賞するよりも、それ以上に価値があるかもしれないと思ってしまうのです。それでも、どうしても見たいと思うときは、1周目は一緒に、その後に公園などで思いっきり遊ばせて、お昼寝中にもう一度! もしくはパパと一緒に行って交代で見て来るなんてこともしています。
大人も子どもも、何より大切なのが美術館マナーを守ること。騒ぎたしたらすぐに出るし、歩くようになったら手を必ず繋ぐ。最近では入る前に“美術館では?”と聞くと、「走らない、騒がない!」と言うようになりました! 小さい頃からちょっと緊張する場所に親と一緒にいくのはいい経験になると思っています。そしてもちろん、鑑賞後のご褒美のお茶タイムも必須。気負わずに、楽しいアートな秋を、親子で過ごしてみてくださいね♪