代官山ってどんな街?
代官山ってどんな街?
アップリカ、エアバギー、コンビ、ピジョン……など、信頼のおける国内ブランドの人気は健在ですが、最近では、高性能なのにコンパクトな海外ベビーカーがどんどん日本デビューしていて人気上昇中なのだとか。
ですが、ベビーカーは、子どもの買い物のなかで最も慎重に購入したいもののひとつ。日本で輸入されて間もないものだと口コミや細かな機能の情報が乏しいのが仕方ないとはいえ、購入に踏み切るのに不安なところ。
そこで、今注目の海外製ベビーカーを試乗し、使いごこちをレポートしたいと思います♪
機能性を重視したい“1台目”としても、移動や持ち運びが便利なコンパクト感を重視したい“2台目”としても使える、要は1台で生まれて間もなくから3〜4歳まで快適に使える! スタッフおすすめのベビーカーを詳しく紹介します。
もう一台のおすすめ海外製ベビーカー『ジッピーライト』編と、合わせてぜひご覧ください♪
チャイルドシートでおなじみのブランド、サイベックスから発売されている『ONYX(オニキス)』。
最大の特徴はトラベルシステムに対応していることで、ベビーカー本体のシートにチャイルドシート(別売)を装着することができます。そのまま室内ラックにもなるチャイルドシートなので、家の中から車orベビーカーでの移動、外出先でも抱っこせずに移動が可能。これは特に寝返り時期までのベビーにはうれしい機能ですよね。
シートは4段階リクライニング。A型ベビーカーとほぼ同じくらいフラットに倒せるので、ねんね期の赤ちゃんでも安心です。そしてA型ベビーカーにはないくらい起こせるため、まわりの景色に興味津々の子どもには快適そう!
今わが家で使っているベビーカーは、背もたれをあまり起こせないもの。2台目を検討していますが、ONYXのリクライニングの幅があれば、2台目を検討することなく1台目として長く使い続けたと思います。
さらに、リクライニングの角度を片手で簡単に調整できるのがうれしいポイント。レバーを引き上げたらそのまま倒してレバーを戻すだけ。無段階採用のベビーカーも多いですが、子どもが乗っているときに調整するのはまごつきやすく、外出中の状況に応じて角度を変えるのが難しいものです。
ONYXなら、子どもが眠そうなときにシートを倒したり、お昼寝して起きたらシートを起こしたり、外出先でワンハンドリクライニングが活躍できそうです。
フットレストは子どもの成長に合わせて3段階調整できます。1歳2か月の息子は直角に倒したほうが、上体を起こしやすくて乗りごこちがよさそうでした。
1歳前後になると、早くも背の高い子の場合、日本製のA型ベビーカーではリクライニングをフルに起こしたときに頭がつまってしまうことも。実際にしぶしぶ買い替えたというママもいました。
ONYXはシートが長めなうえ、フットレスにも調整機能がついていることで、ベビーが大きくなってもゆったりと座ることができるのが魅力です。乗り降りが自分でできる2〜3歳にもなれば、フロントバーをはずして座ることもできます。
ジッパー式で2段階調整できるサンキャノピーは、他のベビーカーに比べてかなり大きめ。ジッパーを閉じているときは、ベビーの視界はさまたげずに屋根のように上からの日差しを防げます。
ジッパーを開くと、顔がすっぽり隠れるほどキャノピーが広がります。もちろん紫外線を防ぐUFP配合。
さらに、このキャノピーは大きいだけでなく高さを調整できるところが5つ星! 子どもの身長に合わせて動かせるのはもちろん、眠っているから顔まですっぽり覆いたいときは位置を下げたり、景色がギリギリ見える目の高さに帆を調整したりもできますね。
幌の上部の前側にはベビーをのぞける窓があり、帆の左右はメッシュになっていて通気性もよさそうです。
海外製のベビーカーといえば、大きくてクッション性のあるエアタイヤを想像しますよね。ところが、最近日本にやってきている海外ベビーカーは“高機能でコンパクト”が売りのものが増えています。
ONYXもしかりで、タイヤはコンパクトなダブルホイールで、後輪にサスペンションがついています。
正直なところ、「コンパクト=走行性がよくない」というイメージでしたが、大型タイヤのA型のベビーカーよりは多少地面の衝撃を感じつつも、小回りがきいて運転しやすいです。エアタイヤはどうしても大きくかさばりがちで、メンテナンスも一苦労。これなら安定感があり、走行音も気になりませんでした。
ベビーの快適さはもちろん重要ですが、ママにとっても押しやすいことが大切ですよね。ベビーカーを押していてふと鏡やショーウインドに映った猫背の自分に愕然とするのは“あるある”ではないでしょうか。
ONYXは足を踏み込むスペースがしっかりあって、ひざにシートや荷物入れがぶつかることなく脚さばきがスムーズ。ハイポジションハンドルによって、背筋が自然とピンと伸ばせます。
ハンドルの位置は、身長163cmの私にはちょうどよいので、身長が高めの人に合いそうです。ひとつ不便なのは、片手で運転できないため、少しだけ片手を離したいときも止まるしかないこと。ただし、その分、ベビーカーの運転に集中できて事故防止になりますね。
ブレーキは右の後輪についていて、踏むと両輪にロックがかかる仕組み。車輪4つそれぞれにロックをかけなければならならないA型ベビーカーを使っている私には、なんとスムーズなこと! 混んでいる電車に乗っているときに、とてもありがたい機能です。
“コンパクト”とはいっても車体の重さは実は7.1kgほどあり、日本製のA型ベビーカーとほぼ同じ重量です。ですが、たたむとあら不思議、とっても小さくなりました。
しかも、2ステップでスマートにたためるうえ、横に倒して持ち運びやすいハンドルがついていたり、後輪を地面につけてキャリーバッグのように運ぶこともできます。
コンパクトなので車に積みやすいですし、たとえば旅行先のホテルや旅館で荷物を降ろしたあともキャリーバッグのようにあつかえて移動もスムーズ。車でのおでかけや旅行好きのファミリーにはうれしい機能ですね。
そのほかにも、レインカバーが付属されていたり、座面下だけでなくシートの背面にも収納スペースがあって受け口が広いので物が出し入れがしやすく、赤ちゃん絵本がすっぽり入りました。
おもちゃはもちろん、サッと出して使うような子どものおやつやウエットティッシュなどを入れておくのに便利な収納です。このように、ベビーとママを快適にする細やかな機能も充実。
先日、特急列車の車両のいちばん端の席と壁のすき間にONYXがたたんで置かれているのを偶然見かけ、こんな狭いところにも置けるのかと驚きました。
旅行などの勝手の知れない場所や、狭い場所、人が多い場所にベビーカーを持って歩くことに少しの不安も感じないママはいないと思います。ですが、スマートかつコンパクトにたためるベビーカーなら、不安がちょっぴりやわらぎますね。