代官山ってどんな街?
代官山ってどんな街?
「アメリカでは風邪を引いたらチキンスープを作る」…と聞いたのはアメリカ暮らしが長い親戚から。
ほぉほぉ、日本の「おかゆに梅干し」みたいなものですな。と思ったのですが、ウチのダンナも子どももおかゆが大嫌い。風邪のとき、消化によく食べやすい献立を考えるのに一苦労。
ま、でも、チキンスープなら栄養がありそうだし、体も温まりそうだし、病人以外も食べて美味しいし。というワケで、これを聞いてから我が家では冬場にはチキンスープが度々登場することに
でも、アメリカのチキンスープってセロリやハーブなどをふんだんに使ってあるレシピで、子どもは「ちょっと苦手~」な味付けなのです。そのため、日本の子どもでも「おいしー」と食べてもらえるようにアレンジした自己流チキンスープを作ることに。
ヒントを得たのはサムゲタン。韓国では夏バテしたときにサムゲタンを食べるのだと韓国人の友人から聞いたことがありました。きっと、土用の丑にウナギを食べるような昔ながらの知恵なのでしょう。
まずはおさらいです。
アメリカのチキンスープは「玉ねぎ、セロリ、にんにく、ローリエ、その他ハーブ色々(タイム、ローズマリー、パセリ、オレガノ、セージなど)」を使います。一方サムゲタンは「高麗にんじん、なつめ、にんにく、松の実、オウギ、もち米」を使用。いずれも丸鶏を使用しているんですね。
しかし、日本の普通の家には、ハーブ色々、高麗にんじん、なつめ、松の実、オウギは常備していないもの。そしてスーパーで買ったとしても、きっと使い切れない⇒だから買いたくない、という流れになるワケです。
さらには日本の一般的なスーパーで丸鶏が売られているのはクリスマスシーズンのみ。普段は部位ごとに、小さく分けられて売られています。
なので、日本人が手に入りやすい食材で作りやすいように勝手にイイトコ取りしてアレンジしてしまおう! ってコトで、我が家の定番となったワケです。
安い手羽元肉(または手羽中)………500g~1kgくらい
にんにく………3~4カケ程度
しょうが……1~2カケ程度
長ネギ……白い部分を1~2本を斜め切りにする。青い部分はカットせず入れて糸でしばり出汁にする。煮えたら取り出す。
水………2リットルくらい
あればもち米………半カップ程度
料理酒……たっぷり(1/2~1カップくらい)
塩……適量
1、長ネギの白い部分と塩以外をすべて鍋に入れて弱火で1~2時間コトコト煮る。沸騰させずに作ると、雑味のない透明のキレイなスープが取れます。
2、すべて火が通ったら、ネギを入れます。最後に塩で味付けをする。
●食べるときに大人は黒こしょうまたは柚子胡椒を加えるとGOOD!
●出汁にもなるので、これで湯豆腐やお鍋をしても美味しいです。
●うどんをこのスープで食べると絶品です。
もち米が滋養強壮に、ニンニク・しょうが・長ネギが体を温めます。うちにはこれを作る為に、顆粒の高麗人参(よく韓国のお土産でもらうやつ)をストックしていますが、ない場合は通常のニンジンをピーラーで薄くカットしたものを長ネギと一緒に入れると栄養価もあがっておいしいです。
安い手羽元肉(または手羽中)………500g~1kgくらい
にんにく………3~4カケ程度
水………すべての具が浸るくらい
野菜(玉ねぎ、ニンジン、じゃがいも、カブなど)
白ワイン(または料理酒)……1/2カップくらい
あればローリエやセロリなどの香草………適量
塩……適量
1、煮えにくい野菜、肉、水、香草、白ワイン、水を鍋に入れて弱火で1~2時間コトコト煮る。こちらも沸騰させずに作ると、雑味のない透明のキレイなスープが取れます。
2、煮えやすい野菜を入れます。
3、すべて火が通ったら塩で味付け。
●大人は食べる時に、黒こしょうの他、粒マスタードやディルなどを入れるとより美味しいです。
●子どもはソーセージを入れてあげると喜びます。
●飽きたらトマト缶やトマトケチャップを入れてトマト味にしても美味しいです。
●野菜を変えることでかなり色々な変化を楽しめます。
にんにく、玉ねぎ、ニンジンが滋養強壮や体をアタタメてくれます。ウチの子はカブがすごく美味しいと言います。甘いからかな?
このスープ、子どもが風邪をひいたときだけでなく、自分が風邪をひいたときにもオススメ。……というのも、つらくてご飯をつくれないときでも、これだけ作っておけばひとまずご飯の心配がない上、これ一品でも見栄えも悪くないし栄養価もOK。
弱火にかけておけばできあがるのもありがたい。シャトルシェフやスロークッカーをもっている人なら、これを使って材料だけ入れておけば、あとは寝ていても大丈夫!
ウチは、一度作ると2~3日食べ続けるカレーのようなメニューになっています。
この冬、ゾクゾクッと悪寒を感じたらチキンスープを作ってみては?