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代官山ってどんな街?

代官山スタイル by blossom39

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代官山ってどんな街?

2016/10/28 14:00

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【子連れで秋旅♡】わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車で、子どもとのんびり秋を堪能♪

ディーゼル機関車が客車を引っ張る、昔ながらのローカル列車

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群馬県桐生市の「桐生駅」から栃木県日光市の「間藤駅」を繋ぐローカル線「わたらせ渓谷鉄道」を知っていますか?

私は、テレビ番組などでたびたび取り上げられているのを見て名前だけは知ってはいたのですが、現地に住む友人が案内をしてくれるというので、末っ子と一緒に乗りに行ってきました!

お互い小さい子ども(友人は2歳の女の子、私は1歳の男の子)連れだったのですが、大人も子どもも大いに楽しめる鉄道旅だったので、その魅力をお伝えします。

お天気の良い秋の日、鉄道旅に思い切ってでかけてみて♪
お天気の良い秋の日、鉄道旅に思い切ってでかけてみて♪

窓ガラスのないオープンタイプのトロッコが人気!

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全長44.1kmのわたらせ渓谷鐵道は、片道の乗車時間が約1時間30分。渡良瀬川に沿って山あいを蛇行しながら走るので、渓谷沿いの美しい景色をゆっくり楽しめるのが魅力です。特に、桜や新緑、紅葉の時季には、全国から観光客が訪れるのだとか。

客車は、窓ガラスのないオープンタイプか、窓ガラスのある通常車両かを選ぶことができます(冬期はすべての窓にガラスを取り付けて運転)。オープンタイプの車両に乗ると、爽やかな風に吹かれながら、豊かな自然をダイナミックに感じることができるんです!

このわたらせ渓谷鉄道は「トロッコわたらせ渓谷号」と、平成24年にデビューした「トロッコわっしー号」の2種類があり、運行日は4~11月の土日祝日が中心「わっしー号」の方は冬場の12~3月も運行しており、日曜や3連休が中心です。

また、乗車にはトロッコ整理券と乗車券が必要で、座席は自由席で定員制のものと、全席指定席のものがあります。整理券は、空席があれば当日でも発売がありますが、良い季節には満席になることも多いようなので、事前に用意しておくと安心。JR東日本のみどりの窓口やJTBなどの旅行代理店で販売されています。また、空きがあれば電話予約も受けてくれるよう。

私が乗車した時は、あらかじめ友人が地元駅で購入していてくれて助かりました。ちなみに、子どもが座席を使用しない場合は、大人に1人に対して未就学児2人まで無料です!

子ども向けの展望席&模擬運転台にワクワク!

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私たちが乗車したのは「トロッコわっしー号」。車両自体は新しいのですが、座るシートが木製で、とっても味があります。そして、ボックス席のように向かい合って座るのですが、テーブルがあるので、飲み物や食べ物が置きやすい仕様に。そう、列車の中では駅弁が食べられ、車内の売店では缶ビールやジュースなども売っているんです。旅気分が盛り上がりますよね。

また、1号車の先頭部(運転室横)に、模擬運転台を取り付けた子供向けの展望席が! 「お子さんたち、ぜひ座ってみてくださいね」と車掌さんたち(かわいい女性2人!)に促され、さっそく座りました。とっても眺めが良いし、運転台も本物仕様でビックリ! 「これもかぶっていいですよ~」と車掌さんが帽子を貸してくれ、気分はすっかり機関車の運転士です。

運転席はこんな感じ! 子供が楽しめる仕掛けがたくさんです
運転席はこんな感じ! 子供が楽しめる仕掛けがたくさんです

実際に、どのようにして運転しているのか、運転席から前方はどんな風に見えているのかが体験できる貴重な時間。私も子どもも大興奮でした!

トンネル通過中は、車内でイルミネーション!

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途中、「草木トンネル」という長いトンネルを通過します。この間、景色が見られない代わりに、なんと車内にはイルミネーションが点灯! 乗客から歓声が上がります。この「わっしー号」では、可愛いキャラクターがカラフルに光って出現。子どもたちも目をまるくして見入っていました。

退屈しがちなトンネルを抜ける時間も、この演出のおかげで子どもたちも大人しく乗車していることができました。ちなみに「わたらせ渓谷号」では、天井に美しい天の川がキラキラ現れるようです。

キラキラと光る車内に、ママも子供も大興奮!
キラキラと光る車内に、ママも子供も大興奮!

その他、景色の見どころポイントに近づくと、車内放送で解説しつつ、ゆっくり走行してくれるなんて心遣いも。ローカル線の温かいサービスに癒されました。

昼食は、駅の構内にある列車レストランで!

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友人の勧めで、途中「神戸駅」で下車。ここの構内には、古い車両をそのまま使用した「列車のレストラン・清流」があるのです。

ベースとなっている車両は、東武鉄道日光線で活躍していた1720型デラックス・ロマンス・カー「けごん」。ほぼ当時のままの室内ということで、なんともレトロな雰囲気の中、食事を楽しむことができます。

こちらがレストラン清流。車両を使用した列車レストランです!
こちらがレストラン清流。車両を使用した列車レストランです!

メニューは、舞茸ごはん定食やきのこカレーなど。駅弁もこちらで作っているということなので、せっかくだからと「トロッコ弁当」をいただきました。地元産の舞茸をふんだんに使ったボリュームたっぷりの幕の内弁当で、2人で分けてちょうど良いくらい。

1歳の三男とふたりで分けてちょうどよいボリューム!
1歳の三男とふたりで分けてちょうどよいボリューム!

特製の手ぬぐいも付いているというユニークな「やまと豚弁当」も気になるので、次回はそちらも食べてみたいです。

車窓の景色のほか、沿線にも観光スポットがいっぱい

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昼食後、再び「通洞駅」まで乗車。ほど近い「足尾銅山」へ歩いて行き、坑内を観光してきました。帰りは普通車両に乗りましたが、こちらもノスタルジックな雰囲気でとても良かったです。

その他、「水沼駅」には駅ナカ温泉と呼ばれる「水沼駅温泉センター」があったり、沿線各駅に美術館や博物館、景勝地などが点在しています。長時間の乗車が難しいこともある子連れの旅では、途中下車して、これらのスポットを利用するのも良いですね。

紅葉が映えるこれからの時季、子どもとゆっくりのんびり、秋を堪能してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

  • 横山香織
  • 横山香織
    フリーライター。パワフル三兄弟持ち。超絶イクメンの旦那さんのおかげで、趣味のライブや音楽イベント、お酒の場へ、少しずつ復帰しつつあります!