代官山ってどんな街?
代官山ってどんな街?
季節の変わり目に増えるこどもの咳や皮膚のかゆみ。気になりますよね。実はこれ、原因はダニかもしれません。
日本の住宅内にいるダニの3/4を占めている種類がチリダニ。しかも、気温20度以上、湿度60%以上で繁殖し、生きたダニが最も増えるのは夏なんです。秋にアレルギー性の咳やかゆみが起きるのは、夏に生まれたダニの死骸やフンが家中に蔓延して吸い込んでいるから。
まずは夏のうちにダニを増やさない努力をするのが効率的なんです。
ダニ用の殺虫剤もたくさん売っていますが、ダニを駆除するために必要な殺虫剤の濃度はハエや蚊よりも10~100倍高いといわれています。
しかも、ダニは攻撃されれば逃げるという特徴があり、畳や布団、じゅうたんに使っても奥へ逃げてしまうだけ。薬剤による効果よりもこどもやペットへの化学物質による影響も気になるので、殺虫剤を使うよりも除湿や掃除で地道にダニを発生させない、減らしていくという方法がおすすめです。
部屋を清潔に保つには、窓を開けての換気が大切ですが、夏のダニ対策に関していえばNG。
なぜなら、真夏の昼間にカーテン全開で窓を開けるのは、部屋の温度と湿気を上げてダニの好む環境をつくるだけだから。それよりも、窓を開けるなら、早朝や夕方のなるべく涼しい時間にして日中は冷房や除湿機でダニの嫌う環境へ整えるほうがおすすめ。
ただし、入浴や調理後の余分な水分を換気させるためなら窓を開けるのもアリです。
ダニが最もいるといわれているのが寝具。特に寝汗をいっぱい吸い湿度たっぷりの夏の布団は、ダニにとっては楽園。
布団1㎡あたり表面に50~300匹、内部に10万匹(死骸も含む)いるといわれています。
そこでまず心がけたいのが乾燥させること。ベランダに干すのもいいですが、ダニは50℃以上の高温に弱いため、ふとん乾燥機を使ったほうが効果的。
また、乾燥機で死んだダニを吸い取るために掃除機をかけましょう。1㎡あたり20秒以上をめやすにかけて、掃除中は窓を開けることも忘れずに!
子どもが好きなぬいぐるみも、かわいいフォルムの中ではダニがうようよと繁殖しています。
家に置いておくなら、月に1回以上洗濯をして寝室には置かないこと。選ぶときから、丸洗いできるものを選んでおくといいですよね。
また、布製のソファやいすもダニの温床です。床に掃除機をかけるときに一緒にかけてしまいましょう。掃除機をかける理想的な頻度は毎日ですが、難しいなら3日に1度。
人のあかやフケ、食べこぼし、カビがダニの好物。ダニを喜ばせないように、カーペットやじゅうたんは特に念入りにして、たたみの場合は、たたみの目に沿ってしっかり吸い取るようにしましょう。
温度と湿度が低いというダニが嫌う環境は、実は人が過ごしやすい環境です。夏だから仕方ないと不快な状況をガマンするよりも、ママも赤ちゃんも過ごしやすい状況を維持することでダニ対策をしていけたらいいですね。