代官山ってどんな街?
代官山ってどんな街?
引っ越しや新居購入などを機に買い替えをする冷蔵庫。ファミリータイプといっても、値段も10万弱~30万程度まで、容量も350~730リットル程度と幅広くあります。
一体、どのように選んだら良いか迷ってしまいますね。
…というわけで、家電コンシェルジュとして活躍した元大手家電量販店のナンバー1販売員の丹羽昭尋さんに選び方のコツを聞いてきました。
「実は、1番大事なのは【家に入ること】です」
!!!???
…といいますと?
「冷蔵庫はクレームが良く出る商品なのですが、そのクレームの大半は、購入したはいいけれど家に搬入できないケースなのです。
搬入する経路の寸法が決まっているため、そこに合わせると、冷蔵庫自体の幅・奥行き・高さが決まってきてしまうものなのです。特に、築40年くらいになる物件ですと、現在主流の大型冷蔵庫が入らないこともあります。
設置場所だけでなく、搬入経路のエレベーターの大きさやドアの幅、室内の廊下などもチェックする必要があるということ。特に、一軒家で2階や3階に置く場合は、階段の幅(手すりの出も考慮)や天井までの高さをチェックしておく必要が!!! これは盲点かも!?
「入るかどうかで容量も自ずと決まってきてしまうことが多いのですが、ファミリータイプの場合、450~600L後半が売れています。これで4~5人分です。
実は、冷蔵庫は大きくなると省エネ率が高まるため、電気代のことを考えると大きめのものを買ってソンはないのです。冷蔵庫は【大は小を兼ねる】と覚えましょう。
また、10年くらいは使うことを考えると、小さなお子さんがいる場合は、『少し大きすぎるかな?』という程度でちょうどいいと思います。設置場所の壁面から2~3cmずつ余裕を見て、なるべく大きいものをチョイスすると良いでしょう」
これから兄弟が増えるかもしれない、幼稚園ではお弁当があるかもしれない、自分も働きはじめることを考えると冷凍ストックが増えるかもしれない……。様々な“かもしれない”が想定されるのが、小さな子どものいるファミリーです。
「もうひとつ、気を使ったほうがいい部分は冷蔵庫の【扉】です。
扉の開き方は、キッチンの大きさやレイアウトによっても変わってきます。特に都心だと狭いキッチンも多いので、扉を開けたときい、どれくらいスペースが残っているかを考えておいたほうが良いでしょう。
片開きよりも、観音開きのほうが小スペースで、動作も少なくてすむため、今後転勤などで引っ越しがあるなら、観音開きを選ぶのが間違いありません」
ちなみに今の主流は観音開きなので、様々なタイプがありますヨ♪
ただし若干デメリットも。
「観音開きのデメリットは、真ん中が仕切りによって内部空間のロスが出ることなのですが、最近は極限まで冷蔵庫本体の壁の厚みを薄くしているため、それほど考えなくても良いかもしれません」
「実は、メーカーによってモーターの位置や野菜室の位置などが微妙に異なるのです。
例えば、パナソニックの冷蔵庫のモーターはあまり使われにくい1番上の奥にあります。通常は1番下の奥にあり、野菜室の奥がかけているような設計がほとんどです。つまり、パナソニックは空間を有効利用しているといえるでしょう。特に野菜室に多く入れる方にオススメですね」
ほかにも、野菜室が中段(冷凍庫の上)にあるものは重いキャベツや大根の出し入れが多い場合に腰が痛くなりにくいとか、逆に買いだめが多く冷凍庫を良く使う方は冷凍庫が真ん中で大きさも大切にしたほうが良いなど、様々な特徴があるそう。
ライフスタイルによって「使いやすさ」が異なってくるので、普段どのように使っているかを気にして選ぶと良さそうですね。
「長い目で見ると空間と使い勝手、この2つが非常に大切になってきます」
最後に「空間」について。つまりインテリアとしての冷蔵庫という部分。
一昔前までは冷蔵庫といえば「白」でしたが、最近は黒や木目調や濃いブラウンなどのシックなものもあれば、ピンクやオレンジやグリーンといったポップでカラフルなものもあります。
一体、どうやって選ぶのが正解?
「冷蔵庫は大きいので、思った以上に圧迫感があるもの。また、慎重に選ばないと飽きがくることもあります。
広いキッチンに置くのであれば好きなカラーを選んで良いと思いますが、住宅事情にあわせて選ぶと良いでしょう。だいたい都心のキッチンですと、3~4.5畳程度なので白系統やゴールド系などの淡い色がベター。室内が広く見えます。
最近は、鏡面材というガラス材が増えてきています。磁石がくっつかないなど注意点もありますが、インテリアとしても格好よく見え、きらっとしていてきれいです」
1度買ったら長く使う冷蔵庫。お気に入りのものを選びたいものですね!
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