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代官山ってどんな街?

代官山スタイル by blossom39

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代官山ってどんな街?

2016/5/6

知っていますか? 震災から家族を守る「防災公園」に出かけてみよう

熊本地震により被害を受けられた方々へ、心よりお見舞い申し上げます。

阪神淡路大震災以降、防災に関する情報が身近なものとなりました。

代官山スタイルでも以前、 防災グッズ について触れていますが、ではもし災害に直面したとき、どこへ逃げたらいいのでしょう。今回は、避難先、とくに都内にある「防災公園」について、掘り下げてみます。

いつも遊んでいる公園が、震災時に頼りになる場所なのです
いつも遊んでいる公園が、震災時に頼りになる場所なのです

「避難場所」と「避難所」の違い

「地震がきたら、まず広い所に避難」というのは鉄則中の鉄則。最寄りの公園や学校に逃げることは、ご家族内でも認知されていることと思います。

ですが、連日の熊本地震の報道でもよく聞かれる「避難場所」と「避難所」という言葉。このふたつの意味が違うことはご存じでしたか?

大規模な震災が起こった際、それに伴い大きな火災や建物の倒壊が発生するおそれがあります。それらの二次災害から身を守るために逃げ込む場所が、「避難場所」です。

広い公園などがそのエリアの指定避難所となっている場合が主で、実際、公園の入り口などで、広場に駆け込むピクトグラムを目にしたことがあるはず。

ここで注目したいのが、避難場所はあくまで大震災に備えた場所であるため、ここでは物資の配給は行わない点。あくまで、身の安全を第一に確保する場所、なんですね。

一方の「避難所」は、住む家をなくしたり、自宅が倒壊の危険にあって、安全な居住地がない人が宿泊する、避難者受け入れ施設になります。多くの場合、公立の小中高等学校、スポーツセンターなどの公共施設がその指定をされています。

“臨時の生活の場”ということで、水や食料、生活物資の配給が行われるのは、「避難所」になります。

「災害時に連絡がとれないときは待ち合わせ場所を決めておく」という周知がなされてはいますが、「避難場所」と「避難所」の2箇所を決めておくことが、より良い対策といえますね。

防災公園って知っていますか?

先の説明のとおり、各地方自治体の「地域防災計画」によって、災害が起こった際に公園が避難場所として指定されていることが間々あります。

その中でも、「避難場所に指定されている公園」で、かつ「発災直後の救出救助活動拠点に指定されている公園」を総称して、「防災公園」と呼ばれています。

つまり、万一のときに大多数の避難者を受け入れる体制が整っている避難場所である、ということ。身近な防災公園がどこにあるのか、その場所のチェックもしておく必要があります。

防災公園はどこにあるの?

都立の公園において、避難場所に指定されている公園は53ヵ所活動拠点に指定されている公園は26ヵ所。また、国土交通省が管轄する「東京臨海広域防災公園」なども、防災公園として備えられています。

なかでも、「大規模救出活動拠点」として13ヵ所(葛西臨海公園、木場公園、水元公園、篠崎公園、舎人公園、城北中央公園、和田堀公園、代々木公園、光が丘公園、小金井公園、武蔵野の森公園、神代植物公園、善福寺川緑地)が指定されており、そこでは発災直後の救出救助活動のため、自衛隊、警察、消防等の部隊のベースキャンプとして活用することが定められています。

ご自宅の最寄りや、よく行く場所の近くの防災公園がどこになるのか、ぜひ下記リンクで確認してみてください。

公園には、何があるの?

さて、その震災救護初動の要となる、防災公園。その中にはいったいどんなものが設備されているのでしょうか。

実際に、大規模救出活動拠点の防災公園に指定されている、木場公園を実際に歩いてみました。

公園内に設置された防災設備マップをもとに設備を洗ってみると、災害対応トイレ、ソーラー発電の公園灯、かまどベンチ、揚水ポンプ、防火水槽、応急給水槽、といったものが緊急時のために用意されていることがわかりました。

たくさんの災害用トイレが設置

まずは、自分たちが差し迫って必要になるだろう、トイレ。公園内で普段利用できるトイレはよくある水洗トイレですが、断水になると使用できなくなります。そこで、非常時には汲み取り式として使えるハイブリッド構造のトイレが、木場公園には設置されているとのこと。

また、多数の人が集まることが想定される場所のこと、それだけではまかないきれないため、そのトイレの横の一角に、「災害用トイレ」と書かれた蓋が一定の間隔をもって設置されていました。これは災害時に、写真のような四角すい型のテントを設置して使用することになるそうです。

このような蓋が、災害時にトイレになります
このような蓋が、災害時にトイレになります
蓋の上に、テントを張って使用するそう
蓋の上に、テントを張って使用するそう

ベンチがかまどに早変わり!

公園内に点在するベンチは、座席部分を取り外すと釜戸になって、火をくべて炊き出しができるようになる優れモノだったりします。一口に「かまどベンチ」といっても種類がいろいろで、よく見ると「これも、かまどベンチだった!」と、新たな発見があって面白かったです。

ベンチのようにみえて、釜戸になる「かまどベンチ」
ベンチのようにみえて、釜戸になる「かまどベンチ」
よーく見ていると、災害時に使えるベンチだったりします
よーく見ていると、災害時に使えるベンチだったりします

ライフラインの要、水を確保

ほかにも、林の隙間に揚水ポンプが。これは平常時にはイタズラされないように、チェーンと鍵がかかっていました。

過去の大震災で、必ず起こる断水。その都度、水不足の危機的な状況を垣間見て水の重要さを思い知らされます。水を確保できる場所を知っている、というのは、相当な安心感を生むはずです。

水の場所を知っているというのは、災害時に心強いはずです
水の場所を知っているというのは、災害時に心強いはずです

平穏なときこそ、出かけてみよう

知っていることや事前に決めていることでも、不測の事態になると、予想以上にスムーズに事を運ぶことが難しくなってしまうもの。だからこそ、普段から避難所となる場所に足を運んで、より具体的な行動をイメージしてみませんか?

新緑が美しいこの季節、いつもとはまた違った視点で公園を眺めてみるのも、新たな刺激にきっとなるはずですよ。

参考ウェブサイト: 東京都公園協会「防災公園を知ろう」  、 東京臨海広域防災公園

この記事を書いた人

  • 山本順子
    2歳の娘持ちのママライター。美味しいもの、お料理、ジャズやブルースのライブを聴きに出かけるのが大好き。ワーキングマザーとして、仕事と生活の両立を日々模索しています。

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